最近読んだ本 北方謙三『水滸伝1』集英社文庫 堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮文庫 天児慧『中国・アジア・日本』ちくま新書

北方謙三『水滸伝1』集英社文庫 傑作。こりゃすごい。 堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮文庫 堀江敏幸は大好きな作家。 「いつもと変わらないでいるっていうのはな、そう大儀なことじゃあないんだ、変わらないでいたことが結果としてえらく前向きだったと後…

毛里和子『日中関係 戦後から新時代へ』岩波新書

読了。 良書。おすすめ。中国政治研究者の第一人者による日中関係論。 冷静に、戦後から現在に至る日中関係の問題点を整理している。 読み進めていくと、だんだん日中関係について絶望的にもなってくるが、 それでもあくまで前向きに思考する著者の姿勢に好…

小田嶋隆『テレビ標本箱』中公新書ラクレ

読了

浅田次郎『中原の虹』第1巻 講談社

読了。『蒼穹の昴』、『珍妃の井戸』に続くシリーズ。普段浅田次郎は読まないが、これだけは別。 前作よりもスケールが大きく、最終巻まで楽しませてもらえそうだ。

田中秀臣『経済政策を歴史に学ぶ』ソフトバンク新書

読了。

舞城王太郎『阿修羅ガール』新潮文庫

読了。

舞城王太郎『熊の場所』講談社ノベルス

読了。

しりあがり寿『表現したい人のためのマンガ入門』講談社現代新書

読了。マンガ入門にはならないと思うけれど、しりあがり寿のマンガに対するスタンスがわかって、それなりにおもしろい。 しりあがり寿の作品を読んだことのない人より、ある程度読んだことのある人向け。 表現する対象に対するスタンスの最良の取り方の良い…

小田中直樹『日本の個人主義』ちくま新書

自律(自ら立てた規範に従い、自らの力で行動する)は果たして可能なのか? という問いを、大塚久雄の所説を中心に参照しながら、西洋経済史、ポスト近代思想、認知科学などの諸説を取り入れ、検討する。 自律することは良いことだと簡単にぼくなんかは考え…