2006-01-01から1年間の記事一覧
北方謙三『水滸伝1』集英社文庫 傑作。こりゃすごい。 堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮文庫 堀江敏幸は大好きな作家。 「いつもと変わらないでいるっていうのはな、そう大儀なことじゃあないんだ、変わらないでいたことが結果としてえらく前向きだったと後…
読了。 良書。おすすめ。中国政治研究者の第一人者による日中関係論。 冷静に、戦後から現在に至る日中関係の問題点を整理している。 読み進めていくと、だんだん日中関係について絶望的にもなってくるが、 それでもあくまで前向きに思考する著者の姿勢に好…
読了
読了。『蒼穹の昴』、『珍妃の井戸』に続くシリーズ。普段浅田次郎は読まないが、これだけは別。 前作よりもスケールが大きく、最終巻まで楽しませてもらえそうだ。
読了。
初演された60年代とは社会があまりにも変わってしまったことを強く感じさせた。 それだけ今の時代の閉塞感や陰湿さが、窮屈なのだろう。
全体的に小粒な印象。空いていたので、じっくり鑑賞。 ブラックやミロ、ビュッフェのいくつかの作品が、なかなかよかった。 それほど有名でない海外の美術館展の場合、気に入った作品が1点でもあれば、それでよしとするべきだろう。
読了。
フォレスト・ウィテカーのコデブ具合がたまらない。全体的にスタイリッシュで、音楽や『葉隠』の引用などかっこいいのだが、対立するマフィアが普通のおっさんばかりだったり、友人のアイスクリーム売りがフランス語しか喋れなくてまったく会話ができていな…
モノクロの映像、ニール・ヤングの音楽、ジョニー・デップ、どれも素晴らしくかっこいい。 乾いたユーモア、淡々とした演出がいい感じ。
ユーモラスというよりコミカルな振付。バラバラな群舞がいい。 一瞬自分でも踊れるんじゃないかと錯覚してしまいそうな動きが、見ていて、踊りたいってウズウズさせる。実は難しいのだが。 観る者を引き込む独特な振付は確かにいいけど、全体に漂う、笑わせ…
全5話のオムニバス。 ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキのタクシードライバーを主人公に据え、車内での出来事を淡々と描く。個人的にはニューヨーク編がいい。
知人から借りる。
新作ダンス公演。枇杷系の公演は初めて。
読了。
読了。マンガ入門にはならないと思うけれど、しりあがり寿のマンガに対するスタンスがわかって、それなりにおもしろい。 しりあがり寿の作品を読んだことのない人より、ある程度読んだことのある人向け。 表現する対象に対するスタンスの最良の取り方の良い…
銀座シネパトスにて。
主役の女の子がかわいい。かなり屈折した内容と登場人物たち。悪趣味な映画ではあるけれど、いろいろ奥深い。 いろんな手段で人は己を守る。それが理解しがたい行為だとしても。
ニブロール代表矢内原美邦のソロプロジェクト第2弾。来年9月の本公演に向けての準備公演という位置づけ。 まだいろいろ試行錯誤しているような印象。本公演に向けて、これからどうなるか楽しみ。 来年9月というのは、ずいぶん期間が空くけど、大丈夫なの…
自律(自ら立てた規範に従い、自らの力で行動する)は果たして可能なのか? という問いを、大塚久雄の所説を中心に参照しながら、西洋経済史、ポスト近代思想、認知科学などの諸説を取り入れ、検討する。 自律することは良いことだと簡単にぼくなんかは考え…
彩の国さいたま芸術劇場にて、 コンドルズ「勝利への脱出 SHUFFLE」を見る。 ちなみに夜の回。 予想通り8割方は女性客。男一人なのは、少し落ち着かない。 当初思ってたほど面白いとは正直思わなくて、あえて不器用に徹することで成立するエンターテイメン…
昨日の天気の良さに誘われ、吉祥寺のA-thingsというギャラリーに古谷利裕氏の展示を見に行く。 GW唯一のお出かけらしいお出かけ。 シンプルながら居心地のいい空間で、古谷氏の絵も見ていて飽きのこない、いつまでも見ていたいと思わせる作品で、普段見てい…
国立劇場にてピナ・バウシュ ヴッパタール舞踏団「カフェ・ミュラー/春の祭典」を観劇。 「カフェ・ミュラー」は、途中とてつもない睡魔が襲ってきて、それと戦うのに必死であんまり覚えてないというか、実際ちょっと寝てしまったわけですが、ピナ・バウシュ…
彩の国さいたま芸術劇場にてトリシャ・ブラウン・ダンス・カンパニー: [映像上映]「Accumulation with Talking plus Watermotor」、「Set and Reset」「Present Tense」「Groove and Countermove」を観劇。