吉祥寺にて。

昨日の天気の良さに誘われ、吉祥寺のA-thingsというギャラリーに古谷利裕氏の展示を見に行く。


GW唯一のお出かけらしいお出かけ。


シンプルながら居心地のいい空間で、古谷氏の絵も見ていて飽きのこない、いつまでも見ていたいと思わせる作品で、普段見ている古谷氏の日記から受ける論理的な思考を感じさせるものだった。
絵の具の重なりやかすれ、顔料の厚みなど、間近でなければわからない要素がとにかく見ることを要求する。それらの要素だけではなく、一見何を対象としたかわからない(あえて言えば植物だろう)が、その明確でないために何を対象としたのかを考えさせる。考えていても結局わかりはしないので、色の繋がりや顔料の質感をただじっと見ていた。


絵の対象が明確なわかりやすい作品もいいけれど、こういう絵の見方をするのも悪くない。


ギャラリーの人と少し話して、今度ドローイングの展示もあるそうなので、それも行こうと思う。