我が文学アイドル。
こないだ内田樹氏が我が文学アイドルということで「村上龍、村上春樹、高橋源一郎、橋本治、矢作俊彦」の5人をあげていたけれど、それを見て自分が文学アイドルと呼べるほど影響を受けた作家は誰だろうとしばし考えた。とりあえずすぐ思いついたのが、橋本治と小林信彦と山田風太郎で、ちょっと考えて辺見庸と内田樹、ここにあげるのもどうかと思うけれどナンシー関といったところだろうか。
他にも影響を受けた作家は数多いけれど、ある程度まとまった数を長期的に読んでいるということになると、上にあげたようになる。といっても1冊だけでも決定的な影響を与えることは別に珍しいことではないので、こんな基準を設けても意味はないかもしれない。
それで思い出した1冊が片岡義男の「日本語の外へ」だったりする。ふだん使っている日本語を、それを発する思考まで意識させられたいうことで、その影響は決定的だった。読んだときの衝撃は今でも忘れられなかったりする。また読み直したくなってきた。